JCBの債務整理

株式会社ジェーシービー(以下「JCB」といいます)は、日本を代表するクレジットカード会社であり、「JCBカード」は日本国内で抜群の知名度と利便性を誇っています。

JCBの任意整理への対応についてお話します。

「JCBブランド」の他社のカードではありませんか。

表面に「JCB」のロゴが入っているクレジットカードをよく目にすると思います。

JCBは、自らクレジットカードを発行するだけでなく、独自に国際ブランドを運営して世界中の店舗と加盟店契約を結び、そのクレジットカードサービスを他の信販会社などに提供しています。

ご相談者様の中には、この国際ブランドとしての「JCB」をカード発行会社と混同している人がいます。

たとえば、三井住友銀行がホームページで案内している「SMBC JCBカード」というクレジットカードは、三井住友フィナンシャルグループの株式会社セディナが発行主体であり、「JCB」はその提携する国際ブランドにすぎません。

そして、債務整理における債権者はあくまでカード取引の相手である金融会社(上記の例でいえばセディナ)であり、国際ブランドではないのです。

どこの会社のクレジットカードかよくわからない場合は、クレジットカードの裏面や利用明細書等を参照して、カードの発行主体である債権者を確認するといいでしょう(なお、どうしても社名が分からない場合は、それも合わせてご相談ください)。

JCBは、 任意整理には協力的。

長期の返済にも柔軟に対応。

JCBは、東京三弁護士会のガイドラインに即した内容で分割返済の合意に応じる会社です。

特段の事情がない限り、遅延損害金や将来利息をカットしたうえで、引き直し計算後の元金をおおむね60回程度で分割返済する内容で和解できます。

また、個別の事情によっては、返済回数を78回程度まで猶予できたケースもあり、任意整理に協力的な債権者といえるでしょう。

収入が不安定な人でも任意整理による解決が見込める。

JCBは、少ない金額で長期の分割返済にも応じるため、収入の波が大きいフリーランスやアルバイト、パートタイムの人であっても、返済計画を立てやすい債権者です。

そのため、家族に内緒にしたまま自分の収入の範囲内で債務整理ができる可能性が高いといえます。 JCBカードでキャッシングやショッピングを利用し、支払にお困りの方は、専門家までご相談ください。

債務整理は事務所選びが一番大切!