アビリオ債権回収と債務整理

アビリオ債権回収の債務整理

アビリオ債権回収株式会社（以下「アビリオ債権回収」といいます）は、大手消費者金融の子会社として設立された債権回収会社（サービサー）であり、現在はプロミス株式会社（現ＳＭＢＣコンシューマーファイナンス株式会社）の子会社となっています。

三井住友フィナンシャルグループの一員であることから、同グループ内の金融会社の債権回収を引き受けるケースが多いのですが、一方でグループ外の企業の債権も取り扱っています。

アビリオ債権回収の任意整理の対応についてご説明します。

アビリオ債権回収は、和解成立後の将来利息の免除には応じるものの、和解成立日までの経過利息、遅延損害金の免除には応じないことが多く、東京三弁護士会の任意整理の指針に即した合意を成立させることが難しい債権者です。

そのため、延滞が長期に及ぶケースでは支払総額が元金を大幅に上回ることもありえます（もっとも、延滞期間等によっては消滅時効を主張することで解決できる場合もあります）。

弁護士と約束した入金が滞り任意整理の交渉をスムーズに進めることができないと、和解成立が遅くなり、返済総額が増えてしまうおそれがあります。

また、60回を超える分割に応じることも基本的にはありません。

債務金額が大きく毎月の返済原資の確保に不安がある場合は、任意整理にこだわらず自己破産や個人再生も視野に入れて債務整理の方針を選択するべきでしょう。

アビリオ債権回収は、滞納者に対する訴訟提起に積極的な会社です。

裁判を起こされて放置していると、財産を強制的に差し押さえられることもあります。

もっとも、長期間滞納している場合、借金の消滅時効を主張することで解決できる場合がありますし、そうでなくとも、債務整理の方法により解決に至ることは珍しくありません。

法律事務所は、アビリオ債権回収を債権者とする債務整理について豊富な実績があり、解決に向けて具体的なご提案ができます。アビリオ債権回収から「債権譲渡通知書」や「減額和解提案書」、「催告書」などのタイトルの書面が送られてきた方や、アビリオ債権回収から裁判を起こされた方は、専門家にご相談ください。